2012年06月

オープンソースでフリーなFPS・Xonoticをコンパイルする on Windows

FPSはFirst Person shooterの略で、一人称視点でプレイするシューティングゲームのことです。
普通はパソコン屋さんとか、ゲーム屋さんとか、ダウンロードサイトなどで購入しますが、
購入いらずで無料でプレイできるのが、Xonoticです。
読み方は・・ゾノティック・・かな?

気になった方は下記サイトを一度ご覧ください。
Xonotic公式サイト

日本語Wikiもあります。
Xonotic Japan Wiki

さらにこのゲーム、オープンソースという形態で開発されています。
ソースが公開されており、それを自由に改良して遊ぶことができます。
また同じくソースを公開することで、再配布してみんなに遊んでもらうことが可能です。

ゲームの内容につきましてはLento氏(@Lento_Qwerty)のつぶやきにお願いすることにして・・(おい)、
ソースをいじれるということに興味が出てきたので、これを機会に導入してみることにしました。

導入方法は以下のページに書いてあります。
http://dev.xonotic.org/projects/xonotic/wiki/Repository_Access

しかし、私はWindowsXP。
一応、以下のページにWindowsでの導入方法が書いてあります。
http://dev.xonotic.org/projects/xonotic/wiki/Compiling_in_Windows

が、いきなりTHIS IS OUTDATED(古い情報です)なんて書いてあります。
ので、この記事でWindowsでの導入方法をまとめてみようと思います。

なお、Xonoticではバージョン管理ソフトとしてGitを使用しておりますが、
Gitの使い方については別に解説サイトなどをご覧ください。


1.Git for Windowsの導入

まずはGitを導入します。
GitはLinux界隈で使われているバージョン管理ソフトですが、
以下のサイトからWindows用のGitシステム「Git for Windows」が入手できます。
Git for windows

右側のDownloadリンクから、最新のインストーラーをダウンロードしてください。
この記事を書いている段階での最新バージョンは、
Git-1.7.10-preview20120409.exe
です。

これをインストールしてください。
この記事では「C:\Program Files\Git」にインストールしたものとして解説をしていきます。


2.MinGW/MSYSの導入

MinGWとMSYSは、Windowsにおいて、Linuxで開発するのと同じような感覚で、
Windowsアプリケーションを開発するためのソフトウェアです。

詳しく言うと、
MinGWは開発のためのツール群(gccといったコンパイラーなど)、
MSYSはLinuxのコマンド関係のツール群(bashといったシェルなど)
がWindows上で動作するようになっています。

MinGWとMSYSは前は別に入手するようになっていたようですが、
今はまとめて入手できます。

まずは以下のサイトに行ってください。
http://www.mingw.org/

この記事を書いた時点では、
左側の下の方にある「Download」リンクを辿り、
「Installer」→「mingw-get-inst」→「mingw-get-inst-20120426」→「mingw-get-inst-20120426.exe
の手順でインストーラーを入手を入手します。

そのままインストールしてください。
途中「Select Components」という画面でインストールするコンポーネントを選択する画面が出てきます。

ここでは
C Compiler」「MSYS basic sytem」「MinGW Developer Toolkit
に必ずチェックを入れてください。

MSYS basic system」にチェックを入れないとコマンドが打てません。
MinGW Developer Toolkit」にチェックを入れないとこの後に出てくるpatchコマンドが実行できません。

この記事では、MinGWを「C:\MinGW」にインストールしたものとして話を進めます。
MSYSは「C:\MinGW\msys\1.0」にインストールされます。


3.Xonpatchの入手

ただし、Xonpatchそのものは使用しません。
以下のXonoticのWindowsへの導入解説ページに書いてあるXonpatchを入手します。
http://dev.xonotic.org/projects/xonotic/wiki/Compiling_in_Windows

探すのが面倒だと思うので以下の直リンクを置いておきます。
xonpatch_1-2.zip

このファイルを解凍して、それらのファイルをどこかに置きます。
この記事では、MSYSでの私のホームディレクトリである「C:\MinGW\msys\1.0\home\deltan」
に、「xonpatch_1-2」ディレクトリを置いて、そのディレクトリ以下に
解凍してできたファイルを置いたとして解説します。

「xonpatch_1-2」には、
「xonpatch.bat」ファイルと「xonpatch」ディレクトリが入っていることになります。


4.環境設定

Windowsのプログラムメニューに「MinGW」というフォルダができていて、
その中に「MinGW Shell」というプログラムがあるはずですので、
クリックするとコマンドが打てる黒い画面のプログラム(シェル)が起動します。
これがLinuxような環境ということになります。

ここからは基本的にこの黒い画面で作業していきます。

まずは以下のコマンドを入力し、先程ダウンロードしてきた
Xonpatchが入っているディレクトリに移動します。
cd xonpatch_1-2/
Windows上ではXonpatchを「C:\MinGW\msys\1.0\home\deltan」に入れましたが、
MinGWではいきなりこのディレクトリ(ホームディレクトリ)を見ている、
と考えると良いでしょう。

次に以下のコマンドを入力します。
patch -V simple -z "~x" -bp0 -i "xonpatch/profile.patch"
このコマンドを実行すると、「/etc/profile」のファイルが書き換わります。
Windows上では、「C:\MinGW\msys\1.0\etc\profile」のファイルです。

次に「/etc/fstab」のファイルを開き次の1行を追加します。
C:\PROGRA~1\Git   /git
/etc/fstab」は、Windows上では「C:\MinGW\msys\1.0\etc\fstab」にあります。
この設定は、Gitが実際に入っているWindows上のパス「C:\Program Files\Git」を
MinGWでは「/git」としてアクセスできるように対応させるものです。

MinGW Shellを再起動してください。
以下のコマンドを打つと
Gitディレクトリの中に移動できることが分かるはずです。
cd /git


5.足りないツールの導入

この段階で、MinGWwgetunzipというソフトが足りません。
ですので導入します。
といっても改めてダウンロードなどをする必要はありません。
以下のコマンドを打って導入します。
mingw-get install msys-wget msys-unzip
これだけ打ってあとは待っているだけで導入が完了します。

ここでエラーが発生した場合は以下のコマンドを打ってから、
再度上のコマンドを打てば直るかもしれません。
mingw-get update

※ここでMEMO:
MinGWでは、今使ったmingw-getを使うことで、
手動でダウンロードしたり、解凍したり、コンパイルしたり、といった手間なく、
様々なプログラムを導入できるようです。

これはLinuxにある「apt-get」のようなものみたいですね。
以下のコマンドがあるようなのでためしてみると良いでしょう。
mingw-get update
mingw-get upgrade
mingw-get install ソフト名?


6.Xonoticの入手。

ここからは以下のサイトに書いてある通りに実行することになります。
http://dev.xonotic.org/projects/xonotic/wiki/Repository_Access

以下のコマンドを、好きなディレクトリに移動して入力します。
git clone git://git.xonotic.org/xonotic/xonotic.git
私はこのコマンドを「Git bash」で打ちました。
Git bash」は、Windowsのエクスプローラーにおいて、
好きなフォルダで右クリックして開くことができるGit用のシェルです。

もちろん今開いている「MinGW Shell」で以下のようにコマンドを打っても良いと思います。
cd /Y/Projects/Xonotic/develop/
git clone git://git.xonotic.org/xonotic/xonotic.git
このコマンドを打つと、
コマンドを打ったディレクトリに「xonotic」ディレクトリというのが作成され、
Xonoticのリポジトリ(ネット上にあるXonoticのデータが入ったサーバー)から、
Xonoticのデータがダウンロードされます。

しかしまだすべてのデータはダウンロード出来ていません。
次に以下のコマンドを入力します。
cd xonotic
./all update -l best
すると、Xonoticの全てのリポジトリからデータがダウンロードされてきます。
データが多く、サーバーが弱いのでダウンロードに時間がかかりますのでしばらくお待ち下さい。


7.Xonoticのコンパイル。

Xonoticの入手Git bashを使っていた方も、ここからはまたMinGW Shellを起動してください。

この記事では「Y:\Projects\Xonotic\develop\xonotic」にXonoticをダウンロードさせたので、
次のコマンドを入力して移動してから、Xonoticのコンパイルを行います。
cd /Y/Projects/Xonotic/develop/xonotic
./all compile
Windowsの「Y:\Projects\...」という絶対パスは、MinGW上においては
/Y/Projects/...」といったように「/ドライブ名/以下ディレクトリ構造」という指定が必要になります。

コンパイル完了まで多少時間がかかりますのでお待ち下さい。


8.Xonoticの実行

ここまでの手順が問題なく進めば、コンパイルがエラーなく完了するはずです。
最後に次のコマンドを入力すればXonoticが動作します。
./all run

9.Xonoticの更新

以下のコマンドを入力すれば最新の更新がダウンロードされてきます。
./all update

10.Xonoticの開発にあたり

Xonoticの開発には、Gitの習得と、ここまでに何気なく使ったallスクリプトの習得が必要そうです。

Xonoticにはサブディレクトリに応じて合計10個程のリポジトリが存在しています。
allスクリプトは全てのリポジトリに対して一括してgitコマンドを実行することができる
便利なスクリプトのようです。

もちろん、それぞれのディレクトリ(リポジトリ)において、
それぞれgitコマンドを実行することもできるみたいなので、
必要に応じて使い分けるのが良いでしょう。


Xonotic自体の開発には、以下のサイトが参考になります。
http://dev.xonotic.org/projects/xonotic/wiki/Repository_Access
http://dev.xonotic.org/projects/xonotic/wiki/Git


それでは、良いXonotic開発ライフをお過ごしください。


Firefoxがまたメモリを食い始めた

Firefox13です。

firefox13

Firefox11あたりでメモリの使用量減ったと思ったんですがね。
アドオンのせいですか?そうですか。

あ、タブの数は3つです。
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